OPTICAL TESTING INSTRUMENTS DEFACTO STANDARD

光源・測定装置

GEOCAL

幾何学的カメラキャリブレーション装置

カメラキャリブレーションデバイ

GEOCALは、コリメートされたレーザー光と回折光学素子(DOE)と組み合わせて使用する、カメラキャリブレーション用デバイスです。このデバイスは、車載やセキュリティなど移動する物体を検出する必要があるカメラの歪曲収差補正をすることができます。

主な特徴:

・無限遠光による規則的なグリッド生成
・平行移動不要のカメラ位置(ある程度まで)
・カメラの回転角度を簡単に管理
・リレーレンズ不要
・非常にコンパクトなデザイン
・広視野カメラのキャリブレーション
・ステレオカメラのアライメントと調整


幾何学的キャリブレーションの重要性

幾何学的キャリブレーションは、ADASやセキュリティカメラシステムなど、移動する物体を検出する必要があるカメラシステムにとって不可欠です。 幾何学的キャリブレーションされたカメラは、より正確な距離の測定、物体検出、高レベルの歪み補正、ステレオカメラの位置調整を行うことができます。

GEOCAL XL/ GEOCAL IR

GEOCALは、標準品のほか、GEOCAL XL・GEOCAL IRのバージョンがあります。
GEOCAL XLは、大きなフロントレンズを持つカメラの幾何学的キャリブレーションや、カメラとGEOCALの距離を大きく取る必要がある場合に最適です。(例えば、フロントガラス越しのキャリブレーションなど)
GEOCAL IRは、近赤外線 (NIR) 照明を使用したキャリブレーション用に、レーザーダイオードの波長範囲を 935 nm に拡張したNIR域対応バージョンになります。


GEOCAL解析ソフトウェア

GEOCALには、テスト結果を解析するためのGUIインターフェイスを備えたスタンドアロン型ソフトウェアが付いています。この結果をカスタムソフトウェアに組み込みたい場合は、API(別売)も利用することができます。


なぜ従来のキャリブレーション方法よりもGEOCALなのか?

従来のキャリブレーション方法は、規則的なパターンのテストチャートを使用しますが、テストチャートのパターンは、視野と対象物距離に応じてスケーリングする必要があります。 そのため、正確なキャリブレーションにはリレーレンズを使用する必要がありますが、リレーレンズは無限遠からのキャリブレーションができません。 一方、GEOCALは、無限遠からのキャリブレーション時にリレーレンズやテストチャートを一切使用しないコンパクトな装置のため、キャリブレーションの精度を向上させます。

モバイルフォンのテスト

GEOCAL XL

動画による製品紹介

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・幾何学的キャリブレーション(Geometric camera calibration)の概要とGEOCALのご紹介

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